話す時の主語は?
あなたが話している時の主語は何ですか?
お子さんやご主人?
「うちの子は・・・」
「うちの夫が・・・」
目の前にいる話し相手?
「〇〇さんは・・・」
それとも、物や組織など?
「PTAがね・・・」「会社が・・・」
普段の会話ではこれが普通だと思います。
ですが、時にはコミュニケーションがうまくいなかい・・・
なかなか自分の話していることが相手に伝わっていない・・・
お子さんと口論になる、そんなことはありませんか?
そんなふうに感じる時、
主語を「私」にして話してみましょう。
例文
普段の会話
「うちの子は成績が低くて心配」
主語が私
「私はうちの子の成績が低くて心配です。」
「私はうちの子の成績が低く感じています。」
普段の会話
「うちの夫は帰宅が遅い。」
主語が私
「私は夫の帰宅が遅いと思っています。」
「私は夫の帰宅が遅いと感じています。」
主語が変わるだけでニュアンスが変わるのがお分かりでしょうか?
うちの子は・・・
夫は・・・
これだと、相手のことを決めつけている感じにとられやすく、
主語が「私」になると、述語も変わってくるし、飽くまでも私個人の見方や感じ方であると限定されてきます。
「Youメッセージ Iメッセージ」と言われるものですが、
コミュニケーションがうまくいかないと思ったら、
主語を「私」にして話してみましょう。
最初はまどろっこしく思うかも知れないし、
いままで話してきた言葉に違和感を感じ始めるかも知れません。
でも、相手のことを決めつけず、
飽くまでも私の個人的な主観で話すことは自由なはず。
そして、どんなときも、自分というフィルターを通して物事を見聞きし、判断し、感じているもの。
言葉をそれに合わせていきましょう。
数字や具体的な出来事以外は、主観で物を見て、決めつけていることがとても多く、
子ども時代に、親や学校の先生などから
「おまえは~だ」「あなたは~です」と「Youメッセージ」の大人の主観を植え付けられて
大人になってからも、自分の主観ではなく、親や世間の見方を通して物事を判断している(気になっている)方が多いです。
それは本当にあなたが感じていることですか?
それは本当にあなたの見方ですか?