女性の夢を手帳で叶える森淑子

手帳を活用して女性の夢を叶える手帳案内人・森淑子

葛藤する時間

「お母ちゃん、ぎゅーして寝よう♡」

我が家の末っ子がよく言う

でも、私は毎晩はぎゅーしない。

残った家事をしている日もあれば

Skypeでミーティングする日もあれば

夜に会議があってヘトヘトになっている日もあり

夜更かししまくりで

ぎゅーして寝る日が減っている。



でも、よく考えたら、

子どもとぎゅーしながら寝られるのも今だけ。



子どもと過ごす時間は意外と短い。

いや、この年齢の子と過ごすのは今だけ。


私はもともと子煩悩な愛情溢れる母ではない。
第一子が生まれたときは、マタニティーブルーになって、フラフラで、
その上、全然寝ない子で、
アトピー性皮膚炎がひどかったこともあり、
生後8か月まで夜に続けて寝たことがなかった。
公園デビューどころか、公園へ行く体力がなかった。
たまに子どもを預けられたら、本当にほっとできた。
育休明けて職場復帰が楽しみだったくらい。

(早いもので、一番上の子は18歳を迎えた。おめでとう!)

そんな私が、いつの間にか
一回り違う3人目となると、
子どもとの時間が愛おしく感じられるようになった。

子どもの時間の限りを知ったから、
自分のやり方うんぬんでなく、
子どもの個性があることが分ってきたし、


監視するようなレーザー光線当てて見つめるような子どもの見方じゃなくて、
ソフトフォーカスに「面白いな〜」と眺められるようになってきて、余裕が出来た。
経験のなせる技か。






仕事をして、そこに子どもが生まれてからは、
なんでもフルパワーにできない葛藤がつきまとう。

フルタイムで働いても、
時短勤務を選んでも、
自営業になっても、


働き方が問題なんじゃなくて、
結局のところは、私の意識の問題だったんだなと思い知らされる。
もしも専業主婦になったって、それはそれでずっとなやむことだろう。


「ぎゅーして寝よう♡」
最近、肩が痛くて、二の腕も痛い。
40代っていろいろガタがき始める。
痛みと愛おしさと、気持ちに焦りも入り混じって、末っ子をぎゅーっ。

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